INTERVIEW#2

卒業生インタビュー
都立高校を卒業し、様々な分野で活躍を遂げられている先輩たちをご紹介します。

KEITA NAKAMURA

全力で楽しんだ高校生活で
未来は開けていった。
ダブルダッチというアーバンスポーツで
世界チャンピオンになった中村さん。
今、未来が見えてなくても
大きな可能性はある。
これから目標を見つける人は
中村さんの体験から、勇気がもらえる。

#2

中村圭太さん

卒業校:雪谷高等学校(全日制)
卒業学科:普通科
卒業年:2012年
職業:プロダブルダッチプレイヤー
  イベントプロデュース

中村圭太さんのインタビュー トップ画像

どのような活動をされていますか?

プロダブルダッチチームに所属
様々なメディアに出演
イベントもプロデュース

プロダブルダッチチーム [ REG⭐︎STYLE ] 所属
・2017、2018、2019年 世界大会3連覇
・2019年 NBA JAPAN GAMES ハーフタイムショー
・『それSNOWMANにやらせてください』
 『しゃべくり007』『モニタリング』
 その他 TV 出演 等
・ダブルダッチ、縄跳びスクール運営 や、
 U-15 ストリートスポーツコンペティション
 プロデュース等の次世代育成
・2021年にスタートした、ダブルダッチ業界初となる
 高校生の大会『ITADAKI ダブルダッチ甲子園』
 公式アンバサダー

雪谷高校はどんな高校でしたか?

全学年が交流し、イベントが盛ん
先生・生徒とのフラットな
居心地いい高校

雪谷高校に入ろうと思った理由は、
制服が [学ラン] だったから。
そんな単純な理由で入学した雪谷高校ですが、
いざ高校生活が始まると、
たくさんの経験をすることができました。

アットホームな雰囲気の中庭では、
先輩後輩関係なく昼ごはんを食べるなど、
他学年との交流が多く新たな出会いが沢山ありました。
体育祭・文化祭・合唱コンクール・マラソン大会等
定期的に行われる行事。
学校全体として、積極的に取り組んでいて
上級生たちの熱量などを感じ、
自分もこれから学年を引っ張っていくような
存在になりたいと思わせてくれました。

先生たちも、生徒に対し
とてもフラットに接してくれていた印象が強く、
くだらない話も、将来の夢も、
いつも親身に聞いてくれました。
居心地の良い校舎・生徒と先生のフラットな関係
行事などに一生懸命になれる仲間達。

それが雪谷高校の魅力だと思います。

進路決定のきっかけとなった出来事

親身な体育の先生の背中を追って、
体育教師を目指す

当時、幼稚園・小学校の先生など子供達と
関わる仕事をしたいと思って
大学進学を考えていました。
ある日、あることがきっかけで先生方から
多大なサポートを受けることになりました。
その時すごく親身になって声をかけてくれたのが、
新しく入ってきた体育のサトシ先生でした。

いい意味で、ポップで楽観的なアドバイスは
その時の僕にとってすごく心強く、
その出来事がきっかけで
体育教師になることを決めました。
そして、日本体育大学へ入学したのです。
現在、仕事になっている
“ダブルダッチ”に出会うこととなりました。

●在校生向け【進路を考える会】の講演
https://youtu.be/2chcbU0Mj5U?si=6kXPBAwCEfFH4VeF

高校で学んだことで、
今の活動に活かされていることはありますか。

日々の生活や行事への参加が学び
今の活動もある意味「先生」の役割

高校時代、将来の夢と言える目標はありませんでした。
日々、仲間達との時間を楽しみ
部活も頑張り、勉強もそれなりにしました。

1番積極的に参加していたのが、
体育祭や文化祭などの行事で、仲間達と共に
会場にいる人を楽しませる方法を考えたり、
それに向け毎日のように準備や練習をしたりする事でした。

当時は、想像もつかなかったですが、
ダブルダッチに出会い、世界大会での優勝や
イベントプロデュースなど、
今やっている活動ととても共通点のあることだなと思います。

そして何よりも、子供達に色々な可能性があることを伝える “先生” になりたかった自分が、
ダブルダッチを通して子供達と触れ合い、
仲間と協力することの大切さや
目標に向かって一生懸命努力することなど、
ある意味 “先生” をやらせてもらっていることを、
とても嬉しく思っています。

これからの夢や目標を教えてください。

ダブルダッチをオリンピックで!
多くの人に魅力を知ってもらい
盛り上げていきたい

学校だけでは学べないことや、出会いなど、
ダブルダッチを通して
多くのことを学び、経験しました。
その経験を次世代に伝えていくこと、
またその環境を創っていく事が、
僕のやるべきことだと思っています。
そのための1つの目標として達成したい事は、
ダブルダッチ(JUMP ROPE)の
『オリンピック正式種目入り』 です。

その実現のため、イベント/メディア出演等
ダブルダッチを知ってもらう・やってもらう活動と
2025年川崎で開催される
世界選手権での優勝を狙っています。

プレイヤーとしてより上を目指すことはもちろん
次世代に自分の技術や経験を伝えることや、
活躍する場を増やしていくこと等、
様々な角度からのダブルダッチを
盛り上げることが必要だと思います。
オリンピック正式種目入りすることだけでなく、
より多くの人がダブルダッチやストリートスポーツ(ブレイキン、スケボー)などに触れ、
新たな刺激から人生を彩るきっかけになるよう、
全力で向き合っていきます。

雪谷高校で得られることは。

目標を探す、見つける
様々な学びや出会いで可能性を
応援する校風

幅広い可能性に対し、それを応援し
後押ししてくれるのが雪谷高校の魅力です。
今、特に夢や目標はないけど、
将来はやりたいことを見つけたい。
そんな人たちにとってもすごく重要な
3年間を過ごせる場所だと思います。

僕は雪谷高校の3年間、やりたい事に本気で挑む
そんな高校生活を送りました。
その中で出会った人や経験が今の僕を作っていますし、
それが仕事になりました。
雪谷高校での新たな出会いが
みんなの新たなきっかけになることを願っています。

雪谷高校の在学生や雪谷高校・都立高校の
入学志望の中学生へメッセージをください

流れに身を任せて様々な刺激を受ける。
そこから将来につなげる3年間

『流れに身を任せる』
やりたいことがない。 やりたいことがある。
目標がない。 目標がある。

高校生になると今まで以上に、
自分の将来のことを考える事になります。
自分で描いた”こうなりたい”を目指すのも良いでしょう。

でも、日々を楽しみ、仲間との時間を楽しみ、
そこで出会った新たな経験や人から
受ける刺激に身を任せる事も大事。
自分自身で踏み出したその一歩は、
必ず新たなものに出会わせてくれます。

そのチャンスやキッカケを掴むかも自分次第。
自分の意志を持ち、時に流れに身を任せ、
将来につながる素敵な3年間を
過ごしてくれることを祈っています!!

卒業後に母校と、
どのような関わりを持っていますか。

OBとして在校生や後輩に、
幅広い選択肢を示す活動も

母校である雪谷高校では、
1年生向けの『進路を考える会』の講演や、
体育授業でダブルダッチを取り入れるなど、
新たな機会を作っていただいたことに感謝しています。
また卒業後も母校愛を持ち続けている方が多く、
卒業生による同窓会の活動が活発です。

世代を超えた幅広い卒業生役員が在籍し。
主に学校の創立記念イベントの企画や、
「現役生や大学生達に多くの選択肢を伝えたい」
という想いから、YouTubeを通して
雪谷高校卒業生たちの卒業後の進路や仕事、
人生についてインタビューをした動画が配信されています。

●都立雪谷高校同窓会(螢友会) 
 Youtubeチャンネル

https://www.youtube.com/@yukigayahighschool-keiyukai/videos

都立高校が気になった方は
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